上皿天秤は、ひょう量が120 g〜64 kg、最小表示が1 g〜0.1 mgの正確で堅牢な計量機器です。最小表示の小さいモデルには最高のパフォーマンスを確保するための風防がありますが、大ひょう量モデルには重い荷重に対応する大きな計量皿があります。上皿天秤は、サンプルや標準液の調製、調合、統計的品質管理、個数計数など、研究室や製造環境のさまざまなアプリケーションで使用されています。
メトラー・トレドの高性能な計量セルと高品質の構造により、正確で信頼性の高い計量結果が保証されます。
タッチスクリーン操作、内蔵アプリケーション、計量ガイド、簡単な結果転送などにより、毎日の計量タスクをすばやく効率的に行うことができます。メトラー・トレドの品質が卓越した信頼性を実現します。
金属製ハウジング、過負荷保護、高品質の素材を使用したメトラー・トレドの上皿天秤は、長期にわたり信頼性の高い性能を保証する堅牢な構造になっています。
滑らかな表面と丸みを帯びたエッジ、持ち上げるだけで取り外すことのできる優れた設計の計量皿により、上皿天秤はすばやく簡単に清掃できます。無料の清掃ガイドとSOPをダウンロードしてください。
特許取得済みのSmartPan計量皿は、計量セルに対する空気の動きの影響を最小限に抑え、高い計量安定性を提供します。最大で2倍の速さで結果が得られ、繰返し性が大幅に向上します。
RS232、USB、LANインターフェースにより、周辺機器(プリンタ、バーコードリーダー、PCなど)に容易に接続できます。BluetoothとWLANのオプションによりワイヤレス接続が可能です。
XPR/XSR上皿天秤は、ディスプレイの前面に組み込まれたStatusLight™を備えています。安全な計量のために緑色のライトが点灯しているかどうかを簡単に確認できます。
大型の調整可能な脚から画面上の指示、電子ガイダンス、レベル警告まで、メトラー・トレドの上皿天秤では容易に天秤の水平調整ができます。これは、正確な結果を確保するための重要な作業です。
メトラー・トレドのすべての上皿天秤は、重量チェック、個数計数、調合、統計的品質管理など、日常的な計量タスクを簡素化する幅広いアプリケーションを備えています。
上皿天秤またはラボ用高精度はかりはトップローディング式天秤と呼ばれることもあり、研究室や製造環境で使用される高精度計量機器の一種です。上皿天秤とラボ用高精度はかりは、基本計量、動的計量、サンプル調製、統計的品質管理、調合、インターバル計量など、幅広いアプリケーションで使用されており、わずか数グラムから数キログラムまでの計量が可能です。 メトラー・トレドの上皿天秤は、小数点以下0〜4桁、つまり1 gから0.1 mg(0.0001 g)までの最小表示と64 kgまでのひょう量を提供します。メトラー・トレドの高性能上皿天秤は、小数点以下4桁までの最小表示(0.0001 gまたは0.1 mg)を備えており、重い風袋容器や少ないサンプル重量を必要とするアプリケーション、または大量サンプルと少量サンプルを同じ容器で計量する必要がある場合に最適です。
上皿天秤とラボ用高精度はかりは、分析天秤よりも幅広い環境条件で安定した測定値を提供します。これは、高精度はかりや天秤の計量セルが温度の変動や気流の影響を受けにくいためです。
風防は、標準的な高精度の計量条件下で小数点以下1桁または2桁の最小表示が可能な上皿天秤を使用している場合は通常必要ありませんが、ドラフトチャンバー内での作業には役立ちます。これは、ドラフトチャンバーが内部の空気の流れから高精度の計量セルを保護するからです。1 mgと0.1 mgの上皿天秤は高感度の計量セルを備えているため、空気の対流の影響を受けやすくなります。風防は性能の維持に役立ちます。実際に、最小表示が1 mg/0.1 mgの多くの上皿天秤には風防が標準装備されています。
しかし、メトラー・トレドのExcellenceレベル上皿天秤と精密はかりには革新的なSmartPan計量皿があります。SmartPan計量皿は、高精度の計量セルへの気流の影響を最小限に抑えるように設計されています。これにより繰返し性が最大86%向上し、さらに標準的な計量条件下では風防なしで1 mgの上皿天秤を使用することもできます。ドラフトチャンバーや安全キャビネット内で作業する場合、SmartPan計量皿を備えた5 mgと10 mgの上皿天秤は、SmartPanのないモデルの最大2倍の速度で結果を提供します。
詳しくは、ホワイトペーパー「過酷な条件下でも卓越した計量性能を発揮」をご覧ください。
A precision balance typically has a higher capacity than other balances. This allows to accurately weigh samples up to 64 kg, which is why precision balances are used for multiple applications in the laboratory and in production. The combination of high capacity and rugged construction makes precision balances ideal for harsh environments.
上皿天秤とラボ用高精度はかりは、以下のような高精度の計量が必要な多くの日常業務向けに研究室や製造現場で広く使用されています。
上皿天秤は、化学、製薬、食品、繊維、金属、プラスチック、アカデミアなどの幅広い業界の一般的な研究室、研究開発、品質管理で使用されています。ひょう量が10 kg以上の大ひょう量上皿天秤と精密はかりには、より大きな荷重に対応する大型の計量プラットフォームが用意されています。これらの大ひょう量トップローディング式天秤は、多くの場合、骨材、医薬品、化学薬品、接着剤の調合アプリケーションで使用されます。
メトラー・トレドの上皿天秤が調合作業をどのように簡素化できるかについては、「調合の開発と正確な調合の作成」のビデオをご覧ください。
Precision balances come in a variety of specifications. To find the specifications of precision balances of your interest, navigate to the model on the filter page. Below the precision balance model name, you will find a preview of some preliminary information. For details, you can click on the model to go to the precision balance product page, which includes a specification table and a tab with documentation on precision balances. Alternatively, you can compare METTLER TOLEDO precision balances by selecting different models and clicking Compare.
The accuracy of precision balances is given by the combination of their trueness and precision. The trueness of values measured on precision balances describes how close they are to the well-defined mass of a calibrated test weight. Precision refers to the range of variation of repeated measurements made under the same conditions on the same precision balance. Repeatability is the measure of precision typically reported on datasheets and should not be confused with the term readability. Readability, down to 0.1 mg for precision balances, is only a first indication of performance.
METTLER TOLEDO offers precision balances with readabilities ranging from 1 g to 0.1 mg, i.e., 0 to 4 digits to the gram are shown on the display of these precision balances.
メトラー・トレドの上皿天秤と精密はかりは、電磁力補正の原理を使用して動作します。上皿天秤の計量皿に置かれた物体の荷重の力に、電気力学的に発生する力が対抗します。安定した状態では、この力は加えられた重量に比例するため、測定信号として使用できます。上皿天秤は補正力を重量として解釈し、適切な単位(ミリグラム、グラム、キログラム)で天秤のターミナルに結果を表示します。
高性能上皿天秤は、高性能計量セル向けに特別に選定されたもので、通常の高精度の計量セルよりも高いレベルの精確さを提供します。高性能上皿天秤は、高いひょう量と高い最小表示を兼ね備えており、軽い品目と重い品目の両方を正確に計量できます。高い最小表示を備えた高性能上皿天秤により、ガス充填アプリケーションなど、重量の大きい風袋容器で少量のサンプルを計量できます。大量のサンプルと少量のサンプルで構成される調合を製造する場合、高性能上皿天秤では1つの容器をプロセス全体で使用することができます。高性能上皿天秤は、分銅校正サービスプロバイダーによる質量測定にも使用されます。質量測定アプリケーションでは、加工物の質量を標準分銅の既知の質量と比較する必要があるため、高性能上皿天秤はコンパレータ天秤と呼ばれます。
メトラー・トレドのコンパレータ天秤の詳細をご覧ください。
ガス充填や調合アプリケーションなど、少量のサンプルを重い風袋容器に分注する際に広く使用される、当社の最も人気のある高性能上皿天秤の1つ、XPR26003LCコンパレータをご覧ください。
上皿天秤またはラボ用高精度はかりでの計量を開始する前に:
上皿天秤またはラボ用高精度はかりでサンプルを計量するには:
上皿天秤またはラボ用高精度はかりで品目を計量するには:
計量のあらゆる側面について詳しくは、当社の必須計量ガイド「計量ガイド」をダウンロードしてください。
ゼロ設定機能を使用すると、計量を開始できるゼロ点が提供されます。保護カバーなど、高精度の計量皿の上に何かがある場合、実質的にはゼロ設定機能によりこれは無視されます。ゼロ点設定機能には、計量プロセスの一環として計量セルにより既に登録されている重量は含まれません。ただし、上皿天秤上にある荷重が、天秤に載せることができる最大荷重(天秤のひょう量)に影響する点に注意してください。
上皿天秤に容器を載せて風袋引き機能を押すと、ディスプレイはゼロにリセットされ、天秤は計量皿にある重量を内部に記録します。これで天秤の容器にサンプルを追加する準備ができました。結果を印字すると、T(風袋重量)、N(正味重量)、G(総重量(合計重量))など、さまざまな重量が記録されます。
実際には、ゼロ設定→0←を押して計量プロセスを開始し、風袋引き→T←を押して容器の重量を記録する必要があります。
すべての高精度の計量アプリケーションは異なり、研究室での計量に最適な上皿天秤が、製造環境での非常に類似したアプリケーションには適さない場合があります。研究室では、上皿天秤に空気の対流、振動、ドラフトチャンバーなどの課題があり、工場の現場では、埃、汚れ、機械の振動、さまざまなシフトの複数のオペレーターといった問題があります。
多くの場合、高精度の計量は分析またはプロセスの最初のステップであるため、正確な計量結果を得ることは後でエラーを回避するために重要です。プロセストレランスを満たす正確な結果を得るには、天秤が目的に適合していることを確認する必要があります。メトラー・トレドの無料GWP® Recommendationサービスは、以下のようないくつかの重要な要因を考慮することで、研究室や製造アプリケーションに適した上皿天秤の選定に役立ちます。
GWP® Recommendationは、研究室や製造現場での計量アプリケーションに適した上皿天秤の選定に役立つだけでなく、既存の上皿天秤が目的に適合していることの確認にも役立ちます。詳しくは、お客様の要件を満たす研究室用天秤とはかりを選定する方法をご覧ください。
With their robust construction, all-metal housing and overload protection, METTLER TOLEDO precision balances are built to last.
The stainless steel weighing pan and balance housing are resistant to most chemicals. Smooth surfaces and rounded edges, as well as the availability of protective covers
balances easy to clean for even longer life. For added convenience, precision balances have a large weighing pan and can be conveniently operated while wearing gloves.
The XSR and XPR precision balances feature a unique aerodynamic SmartPan weighing pan that reduces the effects of air currents to ensure accurate and fast results in challenging environments.
上皿天秤または精密はかりで正確に計量できる最小の正味重量を最小計量値と呼びます。最小計量値は上皿天秤ごとに異なり、計量セルの性能、周囲の条件、天秤の置き場所、必要な正確度に応じてさまざまです。最小計量値未満では、測定の不確かさが大きくなりすぎるため計量結果を信頼できません。多くのメトラー・トレド上皿天秤には、MinWeighと呼ばれる機能が組み込まれています。サンプルの重量が最小計量値を下回ると、ディスプレイの数値は赤のままになり、重量値は表示されません。各上皿天秤の最小計量値は、使用する場所で決定する必要があります。メトラー・トレドのサービス技術者は、上皿天秤サービスの重要な部分として、お客様のために最小計量値を決定することができます。
詳しくは、ホワイトペーパー「GWP® – 計量ガイドライン」をご覧ください。
上皿天秤または精密はかりのひょう量によって最大荷重が決まります。メトラー・トレドの上皿天秤はひょう量が120 g~64 kgで、モデル名は天秤のひょう量を示します。たとえば、XPR4002Sのひょう量は4.1 kgで最小表示が小数点以下2桁(0.01 g)、MS8001TSは最小表示が8.2 kgで最小表示が小数点以下1桁(0.1 g)です。最大荷重には、容器と計量対象のサンプルが含まれます。
精確な計量結果を得るためには、上皿天秤を水平に設置することが重要です。上皿天秤は、ロードセルが上に置かれたすべての品目の全荷重を記録できるよう、水平位置で動作するように精密に設計されています。天秤が水平でないと、記録される計量値は傾斜角の2乗に比例して真の値から逸脱します。
多くの上皿天秤は、通常は天秤の前面、ディスプレイの近くに配置された小さなガラス製のドーム内部に水準器を備えています。天秤を使用する前に、気泡がドームの中心にあることをすばやく確認する必要があります。中央にない場合は、天秤の調整脚を使用して天秤の高さを調整し、気泡を中央に戻します。メトラー・トレドの上皿天秤と精密はかりの多くは、天秤が水平でない場合に警告を表示するレベルコントロール機能を備えています。
一部の天秤モデルでは、ディスプレイ上のグラフィックガイダンスによって、どの脚をどの方向にどの程度回転させるかがわかります。
空気の対流は、確かに精密はかりや上皿天秤に影響を与え、結果に影響を与えることがあります。空気の対流はサンプル、容器、計量皿に作用し、天秤が重量として解釈する追加の力を高精度の計量セルに加えます。特に、最小表示が1 mg、または10 mgの上皿天秤を使用する場合、この追加の荷重の力が大きくなり、結果の精確さに影響を与えることがあります。このため、最小表示が小さい上皿天秤には風防が取り付けられています。
メトラー・トレドのExcellenceレベル上皿天秤と精密はかりにはSmartPan計量皿が取り付けられています。この独自の計量皿は、空気の対流が高精度の計量セルに与える影響を低減し、関連するエラーを最小限に抑えます。安定時間の短縮により、SmartPanは標準の計量皿と比較して半分の時間で結果を提供することができます。過酷な計量条件下(安全キャビネット内)で、SmartPanを備えた最小表示1 mgの上皿天秤の結果は、標準の計量皿と比較して繰返し性が86%向上しています。SmartPanが提供する卓越した安定性により、風防を開けたまま計量することもできるため、プロセス工程が最小限に抑えられ、操作のスピードアップに役立ちます。標準的な計量条件下では、SmartPanを備えた最小表示1 mgの上皿天秤であれば、風防なしで使用することができます。
SmartPanについて詳しくは、ホワイトペーパー「過酷な条件下でも卓越した計量性能を発揮」をダウンロードしてください。
The extraordinary stability provided by SmartPan also enables you to weigh with the draft shield open, minimizing process steps and further helping to speed up operations. Under normal weighing conditions, a 1 mg readability precision balance with SmartPan can even be used without a draft shield.
Download our white paper to learn more about SmartPan: Outstanding Weighing Performance – Even Under Harsh Conditions.
はい、周囲温度は精密はかりや上皿天秤に影響を与えることがあります。温度変化は、計量セルの構成要素の膨張または収縮を引き起こし、その性能に影響を与え、その結果、高精度の計量の結果に影響を与えます。上皿天秤の設置場所の周囲温度が変動すると、繰返し性が低下することがあります。最高の性能を確保するには、精密はかりまたは上皿天秤を、一定の温度を維持できる部屋に設置する必要があります。上皿天秤を初めて電源に接続したとき、または電源をオンにしたときは、1~2時間ほどウォームアップすることをお勧めします。その間に上皿天秤が周囲温度に適応し、環境に対して安定した動作が可能になります。このウォームアップは、前回の使用から時間を経た後に天秤の電源をオンにするときにも毎回行います。上皿天秤のスイッチを入れたままにしておくのが理想的です。
ほとんどのメトラー・トレドの上皿天秤と精密はかりには、FACT全自動調整(校正)機構が搭載されています。事前に設定された温度差を超えると、FACTにより調整手順が自動で始まります。このように、上皿天秤の精確さはオペレーターの介入なく自動的に維持されます。
また、精密はかりに載せる物品、サンプル、容器は、まず周囲温度に順応させる必要があります。精密はかり自体よりも暖かいまたは冷たい品目は、温度差により計量セルに影響を与える小さな気流を引き起こす可能性があります。これは重量値のドリフトを引き起こすだけでなく、重量値が実際よりも重く、または軽く見えるようになることがあります。
上皿天秤の校正は天秤の性能評価です。校正では天秤の動作を変更する必要はありません。対照的に、上皿天秤の調整は、その挙動を変える介入です。一般的に、上皿天秤の校正手順により調整の必要性が示されることがあります。校正は、必ず認定を受けたサービス技術者のみが行います。校正サービス全体の一環として、技術者は調整を行い、天秤の性能を検証するために再度校正を行うことがあります。
技術者による定期的な校正の合間に、2つの外部分銅を使用してユーザーが上皿天秤の日常点検を行う必要があります。これらの日常点検により、計量プロセストレランス(許容管理基準)からの逸脱が明らかになり、潜在的な問題を早めに検出できます。
メトラー・トレドは、質量計(計量器)の確実な選択、校正、操作を可能にする、全世界で通用し科学に基づくGWP®(Good Weighing Practice™)標準を開発しました。メトラー・トレドのGWP® Verificationサービスでは、特定のプロセスと品質要件に関する校正頻度と日常点検について必要なすべての情報を提供します(「計量器-正確さの検証と長期的な維持」)。
XPR上皿天秤には、正確な結果を保証し、該当する規制に準拠するために連携するさまざまな品質保証機能があります。
天秤ターミナルの正面に組み込まれたStatusLight™ではカラー表示を使用しているため、天秤で計量を開始する準備ができているかどうかを一目で確認できます。天秤の状態は個々の計量結果とともに記録されるため、プロセスのセキュリティがさらに向上します。
GWP Approved機能は天秤の状態を自己モニタリングするだけではなく、信頼できる測定範囲で計量が行えることを保証します。スクリーン上のアイコンは精確で再現性の高い結果の証です。GWP Approvedはサービス技術者が有効にする必要があります。
公差プロファイルによって、定義された品質要件や規制に計量タスクを確実に適合させることができます。結果が規格外の場合、ディスプレイに警告が表示されます。特定のタスクを実行するたびに同じプロファイルを使用することで、一貫性とトレーサビリティが保証されます。
上皿天秤または精密はかりを清掃するには、まず洗浄剤を選択します。選択する洗浄剤は、研究室や作業環境、有害な化学薬品や活性物質にさらされるリスクによって異なります。ただし、洗浄剤は、天秤を損傷することなく汚染物質を完全に除去できなければなりません。原則として、上皿天秤計量物質を使用または変更するたびに清掃する必要がありますが、これはお客様の業界、用途、使用頻度によって異なります。推奨頻度については清掃用のSOPを確認してください。
標準的な上皿天秤の清掃手順は次のとおりです。
清掃方法、洗浄剤、上皿天秤を清潔に保つためのヒントとコツなど、上皿天秤の清掃方法について詳しくは、無料ガイド「天秤のお手入れ8つのステップ」をご覧ください。清掃用のSOPが含まれています。
上皿天秤または精密はかりの範囲は計量範囲のことです。計量範囲は天秤のひょう量とも呼ばれ、その天秤で計量できる最大量、つまり計量範囲です。
名前が示すように、過負荷防止機能は、計量皿に重いものを載せたり、何かを誤って落としたりした場合に計量セルを保護します。この保護がないと、高感度の計量セルが損傷する可能性があります。天秤のひょう量を超えると、天秤のディスプレイに警告が表示されます。メトラー・トレドのすべての上皿天秤と精密はかりには過負荷防止機構が組み込まれています。
重量で製品を直接販売する商業用途では、取引証明用天秤が必要です。製品を製造している国と地域、また製品の販売先の法的要件を確認する必要があります。メトラー・トレドの多くの上皿天秤には、取引証明バージョンが用意されています。取引証明用上皿天秤については追加の試験を実施します。メトラー・トレドでは、取引証明用として検証済みの上皿天秤を提供できます(/Mモデル)。ただし、お住まいの地域の規制により、お住まいの地域の計量/測定検査官、または認定サービス技術者による検証が必要な場合があります(/Aモデル)。購入する前に必ず現地の規制を確認してください。
取引証明用シールは、天秤の機構が改ざんされておらず、計量結果が正しいことをお客様に保証します。
詳しくは、「取引証明用はかり – 取引証明承認済み天秤での計量」をご覧ください。
当社の上皿天秤と精密はかりには、いくつかの大型プラットフォーム天秤が含まれます。計量皿が大きいため、大きな荷重やかさばる品目を簡単に計量できます。メトラー・トレドの大型プラットフォーム上皿天秤は、10〜64 kgのひょう量と小数点以下0、1、2桁の最小表示(1 g、0.1 g、0.01 g)を備えています。当社の高性能上皿天秤は小数点以下3桁(0.001 g)の最小表示を提供します。ひょう量と最小表示の選択は個々のアプリケーションによって異なります。
メトラー・トレドの無料GWP®Recommendationサービスをご利用になり、お客様のニーズに適した上皿天秤をお選びください(「お客様の要件を満たす研究室用天秤とはかりの選定方法」)。
メトラー・トレドの上皿天秤を使用すると、オプションのフックを天秤の底部に取り付け、大型の被計量物を天秤の下に吊り下げて計量することができます。フックは、カスタマイズされた密度測定装置の一部としても使用できます。この設定は、かさばり、扱いにくい形状の品目の密度測定に最適です。
計量中は手袋を着用することで有害物質から身を守るだけでなく、サンプルのクロスコンタミネーションの防止にも役立ちます。メトラー・トレドのすべての上皿天秤と精密はかりは、手袋を着用したまま操作できます。メトラー・トレドのAdvanced/Standardレベル上皿天秤は、再利用可能な手袋(ゴム、ネオプレン)と使い捨て手袋(ニトリル、ラテックス、ビニール)の着用に合わせてタッチスクリーンを最適化する専用の手袋モードを備えています。詳しくは、「ラテックス、シリコン手袋を使用した計量。 使い捨て/非使い捨て手袋用手袋モード付き天秤」をご覧ください。
上皿天秤の最小計量値は機器の精確さの限界であり、天秤が正確に計量できる最小の重量です。これははかりの目盛、dとは異なります。これが天秤の最小表示であり、測定可能な最小の重量差です。最小計量値はすべての上皿天秤で同じではなく、場所、計量セルの性能、周囲の条件、必要な計量の正確度に応じて異なります。決定された最小計量値を下回ると、測定の不確かさが必要な正確さよりも大きくなるため、計量結果を信頼することはできません。
この問題を回避するために、多くのメトラー・トレド上皿天秤にはMinWeighと呼ばれる機能が組み込まれています。MinWeighは、天秤に追加されるサンプルの重量をモニタリングします。サンプル重量が最小計量値を下回ると、値が赤い数字で表示され、重量は表示されません。MinWeighは認定技術者が設定する必要があります。
メトラー・トレドの精密はかりや上皿天秤では、ソフトウェアを追加せずに簡易データ転送がサポートされます。上皿天秤は、まずRS232またはUSB接続を介してPCに接続する必要があります。
より高度なデータ管理向けに専用のソフトウェアもご用意しています。
校正は上皿天秤の性能を評価する作業です。上皿天秤の校正が必要かどうかは、天秤を使用する場所と、適用される規制があるかどうかによります。特定の規制対象の環境では、天秤が要件通りに動作していることを確認するために校正が必要になります。天秤の校正は認定サービス技術者が行い、日常点検は天秤のユーザーが行います。日常点検は、公差外の結果につながる可能性がある天秤性能の偏差を明らかにするために重要です。天秤の校正の詳細をご覧ください。
Precision balances need to be calibrated regularly to ensure continued accuracy over the life of the instrument. The required calibration frequency for precision balances can be determined on an individual risk basis. It also depends on the use and environment of your precision balances. METTLER TOLEDO offers calibration services for your precision balances to help you keep your equipment operating at peak performance.
通常、上皿天秤または精密はかりは小数点以下0〜3桁(1 g〜1 mg)の最小表示を提供しますが、分析天秤は小数点以下4桁以上(0.1 mg)の最小表示を備えていると定義されています。
メトラー・トレドは、以下に示すように大まかに分類できる多くの上皿天秤と精密はかりを提供しています。